一般 気象 気象学

空見て天気を知りたい!太陽系の惑星と種類、惑星は目視できる?

2021-05-23

今日もいい天気です。

雲一つない天気で、お日様の日差しが暑いですね。

普段は、部屋の中で仕事をしているため、休日はなるべく外に出て、お日様の光を浴びるようにしています。

皮膚が弱く、紫外線を浴びると赤くなったり、ひどいと水ぶくれ状態になるため、日焼けクリームは必須です。

 

さてさて。

お日様(太陽)の周りをまわっている地球、そして地球と同じようにまわっている星は、いくつかあります。

太陽は、自分自身で光ることが出来るため、恒星と言われる星でした。

地球は、恒星である太陽の周りを公転する星(惑星)です。

気象とは少し離れますが、今回は、太陽系の恒星の周りをまわる惑星についてです。

 

惑星の種類

太陽系の惑星は、8つの惑星があります。

太陽に近いところから、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星となります。

周期はそれぞれ違いますが、どの星も公転しています。

さらに、地球型惑星と木星型惑星に分けることが出来ます。これは、構成している物質で分かれます。木星型惑星は、さらに天王星型惑星に分かれます。

 

表:惑星とその種類
惑星 種類
水星 地球型惑星
金星
地球
火星
木星 木星型惑星 木星型惑星
土星
天王星 天王星型惑星
海王星

 

冥王星ですが、惑星ではなくなってるんですよね。私が小さい頃は惑星でした。

2006年の国際天文学連合の総会で、惑星の定義が明確化され、準惑星の扱いに準惑星扱いになりました。ということを最近知りました。

惑星と準惑星の違いは、以下となります。

共通点:

  • 太陽を公転する天体。
  • 自身の重力により球形になれるだけの質量をもっているもの。
  • 衛星ではない。

違い:

  • 公転の軌道近くから他の天体が排除されていない。

冥王星が準惑星となったのは、軌道の違いなんですね。

 

他の分類の仕方として、内惑星と外惑星というくくりもあります。

公転の軌道が地球より太陽に近い惑星を内惑星、地球より遠い軌道となる惑星を外惑星と呼びます。

内惑星:水星、金星

外惑星:火星、木星、土星、天王星、海王星

 

地球型惑星とは?

地球型惑星とは、水星、金星、地球、火星の惑星となります。

これらの惑星は、どれも岩石や金属などがあります。

このため、岩石惑星や固体惑星と呼ばれます。

惑星として質量が小さく、密度が大きいという特徴があります。

惑星の大きさでは、赤道半径で見ると、水星は2,440km、金星は6,050km、地球は6,380km、火星は3,390kmです。地球型惑星で一番大きいのが、地球となります。

 

次に地球型惑星の大気についてです。

水星は、大気はないと言われていたほど非常にうすいです。気温は、昼間は約400℃、夜は約-180℃となります。

金星は、大気のほとんどが二酸化炭素。雲で覆われているため、1日の中で温度変化が少なく、平均温度は約460℃となります。風はあり、高度が高くなるほど速くなります。

地球の大気は、窒素が78%酸素が20%となります。平均気温は約15℃。

火星は、大気のほとんどが二酸化炭素ですが、金星に比べ希薄な大気となります。気温は、約-140℃~20℃。

火星の天気については、米航空宇宙局(NASA)による火星の探索機「インサイト」により、気温、気圧、風速、風向などの気象情報が公開されています。
https://mars.nasa.gov/insight/weather/

 

水星

 

 

木星型惑星とは?

木星型惑星とは、木星と土星の惑星となり、別名巨大ガス惑星と呼ばれます。

惑星として大きく、重い惑星となります。地球と比べ、直径で4倍以上、質量で10倍以上、密度は小さいという特徴です。

ガスでできているので地表がなく、木星も土星も環を持っている共通点があります。

惑星の大きさでは、赤道半径で見ると、木星が71,400km、土星が60,000kmとなり、地球型惑星と比べ非常に大きい事がわかります。

地球の赤道半径が6,380kmですので、木星は地球の約11.2倍、土星は地球の約9.4倍となります。

 

次に木星型惑星の大気についてです。

木星は、大気のほとんどが水素とヘリウムとなります。表面温度は雲の最上層で約-130℃。

土星は、大気のほとんどが水素とヘリウムとなります。表面温度は雲の最上層で約-180℃。

大気は、木星も土星も同じ水素とヘリウムとなりますが、土星の方が水素分子が多くなっています。

木星の環は、塵の成分による4つの主要な環から出来ています。土星の環は、水の氷の粒子がほとんどで、この粒子が集まり出来ています。

 

土星イメージ

 

天王星型惑星とは?

天王星型惑星とは、天王星と海王星の惑星となり、別名巨大氷惑星と呼ばれます。

広義では、木星型惑星のグループに含まれます。

木星型惑星に比べ、水やメタン等が多く、ガス成分が比較的低いです。

氷は、水やメタン、アンモニアが凝固して出来ています。

惑星としての大きさでは、赤道半径で見ると、天王星が25,900km、海王星が24,700kmとなり、木星型惑星に比べ小さいですが、地球型惑星と比べ非常に大きい事がわかります。

 

次に天王星型惑星の大気についてです。

天王星の大気の主な成分は、水素、ヘリウム、メタンです。表面温度は約-205℃。

海王星の大気の主な成分は、天王星と同じく水素、ヘリウム、メタンです。表面温度は約-220℃。

表面温度が低いのは、太陽の光の届く量が少ないためです。

  • 地球:
    太陽との距離は約1億4960万km。
  • 天王星:
    太陽との距離は約28億7500万km。光は、地球の約1/370程度届く。
  • 海王星:
    太陽との距離は約45億km。光は、地球の約1/900程度届く。

 

惑星って見えるの?

日時を指定すると星の位置が分かるアプリを使用して、水星、金星、火星、木星、土星を観ました。

結構見れるもんですよね。

惑星のうちまだ見たことがない、天王星と海王星も観れるのか?

天体の明るさを表す単位である等級で確認してみます。数値が小さいほど明るく見えます。

天体 等級
太陽 -26.7
水星 -2.4
金星 -4.7
火星 -3
木星 2.9
土星 -0.4
天王星 5.5
海王星 7.9
月(満月時) -12.7

肉眼でやっと見れるのは6等級と言われます。条件として空が暗いとかが必要です。

頑張れば天王星を見ることが出来るかもしれません。しかし、条件が合わないと見れないんでしょうね。

ということで、天王星と海王星は、肉眼では見れそうにないので、双眼鏡や望遠鏡を使用するしかないですね。

 

惑星を観るにあたり、公転の位置によって見えない場合がありますので、事前に惑星の位置を確認してから観ることをお勧めします。

特に水星は太陽に最も近いところを回っているため、地球からは太陽の近くでしか見えません。このため、日の出の直前か、日の入りの直後で見る事になります。

 

金星は明けの明星、宵の明星とも言われますね。宵の明星では、日没後の西の空で明るく目立つため、一番星とも呼ばれます。

 

まとめ

太陽系の惑星は、地球を含め8つありました。

そして、これらの惑星は、3種類に分けられます。

  • 岩石による惑星 (地球型惑星)
    質量は小さいが密度が大きい。
  • 巨大ガスによる惑星 (木星型惑星)
    質量は大きいが密度は小さい。
  • 巨大氷による惑星 (天王星型惑星)
    木星型惑星より小さいが地球型惑星より大きい。

今回は、惑星の種類についてでした。

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