5月5日のこどもの日は、端午の節句、こいのぼり、兜、柏餅、菖蒲湯で盛りたくさん

2020-05-05

ゴールデンウィークの最後を飾る「こどもの日」。
この日が来ると、ゴールデンウィークの残りわずか。
あっという間でしたね。

今年は、外出自粛、Stay Home のため、食料品の買い物以外は、家に引きこもってました。
自粛を言い訳に、ジョギングもさぼってしまった。

さて、この「こどもの日」ですが、皆さんどんなことをしていますか?
私は、以下をやってました。

  • 4月中旬頃からこいのぼりと兜を出す。
  • 5月5日当日に、柏餅を食べる。
  • 5月5日の夕方から、こいのぼりと兜をしまう。

何にも考えず、親がしてくれたから、周りやっているからぐらいな感じでやってました。
妻から説明された事もあったような気がしますが、忘れてます。(ごめんよ。)

このこいのぼりや兜って、なんで飾るのか。
当たり前のように食べてる柏餅は、食べると何がいいのか。

はい、全然分かってない。
当然、子供たちへ伝えれてない。(きっと妻が伝えているはず。)

そこで、そんなダメな夫から変わるため、こどもの日を一つ一つ紐解いていこうと思います。

子供の日ってどんな日

5月5日は、子供の日。この日は、子供たちの成長をを祝う日で、子供たちが元気に育ち、大きくなった事をお祝いします。
そんな事は、皆さんよくご存じですよね。

「こどもの日」となるまでは、「端午の節句」(たんごのせっく)と言われていた日となります。

5月1日から5日は女児節であり、女の子を着飾って祝いました。
武家社会になると、男の子の成長を願う祝いへと変化していきます。
1948年(昭和23年)5月5日に「こどもの日」として、国民の祝日に制定されました。

「端午の節句」は名前は聞いてましたが、中身が何なのか、全く知らずに子供を祝ってました。
「用語あれば、その定義あり。」ですね。
そして、子供の日が制定されてから、まだ1世紀も経っていない。
これは驚きでした。もっと昔からあると思ってました。

端午の節句とは、どんな事をしていたの

中国から伝わった風習となります。
病気や災いをさけるための行事として行います。

端午とは、5月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味になります。
午(ご)の音と五(ご)の音が同じことより、5月5日に定着していきました。
武家社会にて行事に使っていた「菖蒲」(しょうぶ)が、武芸の上達を願う「尚武」と、争いごとに勝つ「勝負」の意味で、願いを込めた菖蒲紋として甲冑などの武具へ取り入れられていきます。そして、午後の節句が、男の子の行事へと変わっていきます。

端午の節句は、季節の変わり目でもあり、厄を落として新たな運気が流れ始める日でもあります。

端午の節句だけでなく五節句は、季節の変わり目となり、体調を崩しやすい時期ともいわれてます。
季節の変わり目の厄は落とし、新たに元気よく活動したいですね。

法律で定めらている「こどもの日」

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日です。(祝日法2条)

出典:e-Govウェブサイト(https://www.e-gov.go.jp)

法律にて、こどもの日が定義されています。

こどもの人格を尊重する日です。

こどもを「一人の人間として認めること」。
そして、「相手を一人の人間として認めること」。
を、より理解する日なんだと思います。
それは、子供だけでなく、親も改めて認識する日なんだろうな。

こどもの幸福をはかる日です。

どうしたら幸福と感じるのか、幸福とはかれるのか。
難しいです。
幸福を感じるのは、大人になった時になんだと思います。
大人になった時に感じる幸福とは。
世の中で役に立つ事ではないかと思います。
世の中で役に立つとは、働いてお金を稼ぐことが出来る(社会への貢献)ということだと思います。

母に感謝する日です。

育ててくれた人に感謝ですね。

こどもの日に行う特別なこと

こどもの日に行うことは、色々とあります。
こいのぼり、鎧/兜、柏餅、菖蒲湯と、昔から子供への愛情が伺えますね。

こいのぼりを飾る

こどもの日の外飾りと言えば、こいのぼりですね。

鯉は、流れが速くて強い川を元気に泳いでいく魚です。
たくましい鯉のように、子供たちが元気に大きくなる願いが込められています。

また、こいのぼりは町人の文化であり、鯉の滝登りより、立身出世を願っているとも言われてます。

鯉は、真鯉(黒)、緋鯉(赤)、子鯉(青)の最低3匹となります。
五色の吹き流しは、子供の無事な成長を願って、悪いものを追い払う意味があります。

鎧や兜を飾る

こどもの日の内飾りと言えば、鎧や兜の飾りです。

男の子が、病気や事故などの災厄を逃るため、鎧や兜により身を守るためのお守りとして飾ります。
そして、元気に大きく育つようにという意味が込められています。

鎧や兜は、端午の節句が終わればしまってもよいし、1年中飾るのもよいそうです。

柏餅を食べる

柏の葉でお餅を包んだものです。

柏は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」と言われており、子孫繁栄の縁起を担ぐとされています。

「柏餅って何で食べるか知っている?」とか、家族で会話しながら食べてはどうでしょうか。

菖蒲湯に入る

菖蒲の葉は、香りが強く、葉が尖っており、刀に似ていることから、病気や悪いものを追い払うとされています。

菖蒲湯のお風呂に入り、厄除けをします。

この菖蒲ですが、菖蒲湯として使用できるのは、葉菖蒲となります。
花菖蒲というのもありますが、こちらは綺麗な花が咲きます。菖蒲湯には使用出来ません。

<葉菖蒲>

  • サトイモ科
  • 沼や川などの水辺に群生する
  • 初夏に葉っぱの途中にうす茶色の花が咲く

<花菖蒲>

  • アヤメ科
  • 野に生える
  • 5月6月頃に青紫の花が咲く

葉菖蒲の効用は、以下があります。

  • 葉菖蒲の精油成分により、腰痛や神経痛を和らげる効果がある。
  • 冷え性改善、自律神経を安定させる効果がある。
  • 精油成分は、葉ではなく根の方に多く含まれている。

まとめ

このように、こどもの日って色々ありますね。
1日があっという間に過ぎてしまうと思います。
お子さんにも、親御さんにも、お爺さんお婆さんにも、記憶が残るこどもの日になるといいですね。

 

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